精神科ではたらくフリーライターのブログ

閉鎖病棟の看護助手兼フリーライターが日夜カラダを張ってお届けする、メンタルヘルスのお役立ち情報です。

めざすは意識「行き届いてる」系。【身だしなみの最適解】”悪いクセ”編

居合わせた人を不快にさせないテクニックとは?

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身長が高いので、猫背になりがちなたろけんです😊

 

あなたには人前で思わず出てしまう「悪いクセ」がありますか?

 

わたしの猫背のように、自分で意識できるものならまだいいのですが、問題は無意識で出てしまうクセですよね。

 

気づかないうちに人からの評価を下げてしまう。人づきあいでも仕事の場面でも、これって非常にもったいないことです。

 

そんなわけで、過去3回にわたってお送りしている「精神科で10年働いてわかった!身だしなみの最適解」シリーズ、今回は「悪いクセ」編をお届けしたいと思います。

 

すべては「習慣」の問題である。

精神科の看護と、子育て。

 

この2つは一見全然ちがうように見えて、実は共通点がたくさんあります。中でも、今回取り上げたいのが「身だしなみの意識」を高めてもらうという点。

 

子どもはズボンからシャツが飛び出していても平気だったり、爪がのびていても気にしませんよね。実は、入院患者さんの多くにも同様の傾向が見られます。

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 もちろん、病気が進行中で「身だしなみどころではない状態」の患者さんも中にはいらっしゃいます。

 

けれど、身だしなみが整っていない場合、大半のケースは本人の「無頓着さ」が原因 なのです。

 

そこで、われわれスタッフが毎回声がけをしたり、実際にお手伝いすることで身だしなみを整えていくわけですね。

 

そうした毎日を送る中で、ひとつ気がついたことがあるんです。

 

それは、身だしなみに無頓着な患者さんの場合、すべてがだらしないわけではない。ということ。

 

つまり、その方なりの「こだわりポイント」とでも呼ぶべきものがあるんですね。

 

「脱いだものをキチンと表に返すこと」だったり、「体を丁寧に洗うこと」だったり。ふだんはだらしないのに、ある動作だけはキチンと丁寧にできる。

 

こうした行動の大半は、「親からのしつけ」として習慣化されたものだと思います。

 

自ら「こうしよう」と特別意識していないのに、自然とおこなっている動作。ここに、身だしなみを高めるカギが潜んでいる、というわけです😊✨

 

めざすは意識”行き届いてる”系

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自然に体が動くまで習慣化するプロセスとしては、

 

  1. 自分の現状に気づく
  2. 動作の修正を繰り返す

というパターンが欠かせません。

 

つまり、いきなりわるいクセの「根絶」を目指すのではなく、”これはマズイな” と気づいたことを少しずつ理想的な行動で「塗り替えていく」のです。

 

そうすると、「わるいクセ」が表に出ている時間がどんどん減っていきます。

 

やがてはそのパターンは消失し、理想的な行動による「置き換え」が完了するというわけですね😊

 

それでは次に、何が「マズイ行動」なのか、その詳細を対策とセットで見ていくことにしましょう♫

 

姿勢の悪さ

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どんなに身だしなみが行き届いていても「コイツ、態度わるッ!」と思われたら台ナシですよね。

身だしなみのディテールは近づくまでわかりませんが、態度=姿勢の悪さは遠目からでも一瞬でわかります。

 

これがなぜNGなのかといえば、相手に「この人から危害を加えられるかもしれない」という危機感を抱かせるからですね。本能的な防衛反応を引き出してしまうわけです。

 

そもそも、姿勢が「崩れている」と思わせるのは、基準から外れているからですよね?

 

それでは、正しい姿勢の基準とはなにかといえば、それは「まっすぐである」という点に尽きます。

 

  • まっすぐ立つ
  • まっすぐ座る

 

この2つが出来ていさえすれば、「態度が悪い」と勝手に判断される可能性は、限りなくゼロに近づくのです。

 

もっと言うなら、ちょっとした身だしなみの努力が何倍もの価値をもって相手に届きます。

 

なぜなら、相手が知りたいのは極論、「あなたがちゃんとした人間かどうか」だけ なのですから。

 

だからこそ、背筋をのばし、頭を引き上げる。

 

この2ステップであなたの信頼度が担保されるのであれば、コスパ最高だと思いませんか?✨笑

 

だらしない歩き方

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これも姿勢の悪さ=態度の悪さの延長線にありますね。

 

だらだらと歩いたり、うなだれて歩いたり、だるそうに足をひきずって歩いていると、見ている人はあなたのふだん見せない「裏の顔」をのぞいた気分になります。

 

歩いている姿って、実はおどろくほどその人の個性をあらわしているものなんですね。

 

筆者は学生時代、

「歩いてるシルエットだけで(お前だと)わかるよ!」

と言われたことがあり、そこで初めて自分の歩き姿を意識しました。

 

当時は、頭を左右にゆらゆらと揺らしながら歩くクセがあったんですw

 

その動きが滑稽な印象だったのでしょう。エガちゃんやココリコの田中といったお笑い芸人に似ているとよく言われたものです。

 

それが、まっすぐ背筋をのばしてキビキビ歩くようにしただけで「あの人気俳優に似ている人」という評価にまで変化したのですから、おかしなものです笑。

 

男性は精悍なイメージの有名人を、女性はエレガントなイメージの有名人の歩き方を意識するだけで周囲の反応に変化が起こります。

 

よくよく観察してみればわかることですが、歩き姿と表情は連動しているんですよね。

 

それは、どちらも脳が制御している点で同じだから。

 

だからこそ、歩き方を変えるだけで様々なものが好転していくのです✨

 

ちなみに筆者は、映画「007シリーズ」のダニエル・クレイグの身のこなしを常に意識するようにしています😊

 

貧乏ゆすり

無意識のうちに人前で貧乏ゆすりをしている人、いますよね?

 

実は、貧乏ゆすりには「ストレス発散効果」が認められているのですが、その姿で他人にストレスを与えているのでは本末転倒です。

 

防止するには、やはり座る姿勢が大切になります。貧乏ゆすりをしている人は大抵、前のめりの姿勢でつま先を立てて座っています。

 

そこで、

椅子に深く腰をかけ、かかとをしっかりと床につける。

 

こうすることで、自然と背筋も伸びるし呼吸が深くなるので、イライラした気分も次第に収まってきますよ😊✨

 

手イタズラをしている

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これも貧乏ゆすりの変化型みたいなもんですね笑。

 

落ち着きのない手イタズラが表しているのは、自身の「不安な気持ち」。

 

筆者の病院の院長も、手イタズラがとても目立つタイプですw

 

朝礼などでマイクを持って話をしている間、かならず空いた手で白衣のすそをグイグイ引っ張っていたり、ポケットに入れた印鑑ケースなどを上からいじっているのです。

 

これって、めちゃくちゃ幼稚なイメージ に映りませんか?でも、本人はおそらく無意識でやっているため気づいていません。

 

そして、毎週、毎週「ああ、またやってるな。」と、そこしか見られない。本人がストレスを感じながら一生懸命話している内容は、聞き手にはまったく届いていないのです。

 

この対策は、余っている手を固定してしまうこと。

 

先の院長のケースなら、マイクを持っていない方の手は脇の下ではさんでしまえば良いのです。

 

ふらふら動き出してしまう指や手の「定位置」を決めて動かさない。

 

打ち合わせ中などに筆記具を持っても落ち着かないのなら、指を組んでしまうことです。

 

とにかく、他人から見て不自然に見えない行動に「置き換える」ことを意識してみてくださいね😊

 

口がポカンと開いている

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はい、これまた間抜けなイメージの代表格ですね笑。

 

小さな子どもにありがちなのですが、テレビを見ている時などは口が開けっ放しになっているものです。

 

これは、注意を外部に持っていかれている時に起こる現象ですよね。大人でも「呆気に取られる」と言うように、驚いた時にはポカンと口が開いてしまいます。

 

口の表情で損をしている人は意外にも多いもの。そこで、くちびるは軽く引き締めて口角を上げる ように心がけてください。

 

これで自然と鼻呼吸に切り替わるため、気持ちが安定する作用もあります。また何よりも「ほほえんでいる」ように見えやすいため、人あたりがやわらかく見える効果があるんですね✨

 

爪を噛む

指先を口に持っていく人、実は結構いますね。考え事などをしている時に思わずやってしまうケースが多いようです。

 

言うまでもないことですが時節柄、体調を崩す原因につながりますし、何より「余裕のない人」というイメージを植え付けてしまいます。

 

対策は、深づめ気味に爪を切ること。

 

通常は「1ミリほど白い部分を残すのがいい」とされていますが、噛む部分をなくせばかめませんから。笑

 

かわりにオススメしたいのが、ガムを噛むことです。

 

医学的にも一定のリズムで体を動かす「リズム運動」がメンタルにいいことは証明されていますし、気分転換の効果もあります。

 

爪を噛みたくなったらサッとガムを口に放り込みましょう。

 

言葉が聞き取れない

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話をしていると「え?」っと聞き返されることが多い。そんな人がよくいますね。

 

筆者も声が低いため、気をつけていないと聞き返されることがあります。

 

以前、NHKの朝の番組のアナウンサーをしていた女性にインタビューした時、話し方のコツを聞いてみたことがあります。

 

すると、答えはこうでした。

 

「聞き取りづらい話し方をする人の場合、口を横に開けて話しているのが原因ですね。」

 

対策としては、口を縦に開けて話すことなのだそう。

 

これを意識するだけで、グッと声にハリが出ます。「はい。」という返事ひとつを取っても、

「ハイ!」と聞こえるだけで好感度は上がりますよね?

 

反対に聞き取れなかった場合、「聞き返す人も言い直す人もめんどう」という残念な事態になってしまいます。

 

ぜひ気をつけてみてくださいね。

 

相手の目を見て話せない

これは、心理的な問題に思われがちなのですが、完全に習慣的な問題です。

 

正確に言うと、「相手の目を直視できない」自分の心理状況と、実際の対応は分けて考えてください。

 

なぜなら、自身になんらかの「負い目」があったり、「プレッシャー」のせいで目を見られない場合、相手にかならず不審感を抱かせてしまうからです。

 

その「不審感の目線」が結果として、より一層あなたを追い詰めることになるんですね。

 

だからこそ、どんな場合であれ、相手の目を見て話すことを習慣化してしまう。

 

そんな開き直りの姿勢がコミュニケーションにいい結果をもたらします。

 

慣れないうちは、常に相手を直視している必要はありません。ただし、相手を見る時はかならずまっすぐ見るようにしてください。

 

斜めからうかがうように相手を見る人がいますが、これなら見ないで話した方がマシというものです笑。

 

公共の場で勝手にゆるむ

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最後に、最近意外なほど目にするようになった「悪いクセ」について触れたいと思います。

 

それは、自分の都合で「勝手にゆるむ人」ですね。

 

外出自粛期間中のカフェや公共の場ですごく目についたのが、靴や靴下まで脱いでリラックスしている人たち。

 

これは、周りの目が少なくなったことで急に「自宅にいるかのような安心感」に陥ったからでしょう笑。

 

おじさんから若い女性、学生まで、いろんなタイプの人が店内で靴をぬぎ、裸足でくつろぐ姿を目にしました。

 

これ、自分以外からは確実に「うわ。。」とドン引きされていますよw

筆者は、こういう人が店内にいる場合は決して入りません。

 

身だしなみには、居合わせた人を不快にしない という大前提があるもの。

 

これまで挙げてきた項目も、その考え方ひとつあるだけで防げるものばかりです。

 

身だしなみの力を上げることで、自分も相手も心地よく過ごせるようになりたいものですね😊

 

 

それでは今日はこの辺で。

たろけんでした!